DX(デジタル・トランスフォーメーション)とは、ITによる業務の効率化にとどまらず、デジタル技術を活用して組織のあり方を変え、新しいビジネスの形を生み出すことを言います。
ただ、この説明は非常に抽象的なので、幾つかの疑問が生じます。
1.何をすればいいのか?
DXで何をするか・・・についての決まりはありません。
但し、「効率化」ではなく「新しい価値の創造」でなければDXとは呼びません。
発明の話しのように感じるかもしれませんが、ここ数年、デジタル技術は急速に発展し、様々なツールがすぐに使える形で提供されているため、それをうまく取り入れることにより、新しい価値を生み出すことは特別なことではなくなっています。
そのためにまず必要なのはアイデアですが、アイデアを生み出すためには「どんな手法があるのか」という知識が必要であり、それが中小企業にとってDXの敷居を高くしています。
2.大きな費用と労力がかかるのではないか?
DXの成果は必ずしも費用と比例するものではなく、むしろ、費用と労力を最小限に抑えて大きな成果を出した方が成功であると言えます。
近年では、専門知識が無くても高度な業務システムを構築できる、様々なサービスやツールが手軽な価格で提供されており、無料で使えるものもあります。
たとえば社内文書の整理ひとつでも、「こんなことができるのか!」という驚きがあるでしょう。
これらの仕組みやAIを組み合わせ、連携させることで、DXと呼ぶべき変革と大きな価値を生み出すことができます。
それを行うのが、小さく変えて大きく活かす中小企業のためのDX、CDXです。