多くの企業が今も利用しているVBやVB.NETベースのシステムは、長年の業務ノウハウが蓄積された、貴重な情報資産です。
しかしこれらの“レガシーシステム”――すでに主流ではなくなった技術や設計で構築されたシステム――は、時代とともに度重なる改修を受けてきた結果、構造が複雑化しやすくなっています。
その結果、全体の把握が困難になり、運用やメンテナンスの負担が増大。さらに、特定の担当者しか扱えない属人化が進み、技術の陳腐化も重なって、保守性や拡張性の確保がますます難しくなっています。
こうしたレガシーステージにあるシステムに対しては、今後の変化に柔軟に対応するためにも、将来を見据えた段階的な対応が求められています。
OPTZENでは、まず既存システムの構造と役割を丁寧に診断し、業務ロジックやUIの分離性、技術的な制約を明確にします。その上で、現行UIはそのまま活用しながら、業務ロジックをC#のオブジェクト指向構造へと段階的に移行。既存の画面から新しいロジックを呼び出す設計にすることで、運用を継続したまま無理なく刷新を進めることが可能になります。
このようなアプローチは、いきなりの全面再構築ではなく、現行資産の価値を活かしながら「安全な土台作り」を進める施策として非常に有効です。UIとロジックを分離しておくことで、将来的な全面移行やWeb対応も柔軟に行える基盤が整います。
私自身、25年にわたるシステム開発経験と、システム監査技術者資格、さらには会計業務の知識と実務経験を活かし、業務の実情を踏まえた現実的かつ持続可能なリファクタリング計画をご提案します。外部ベンダーや社内開発者との橋渡しも含め、プロジェクト全体を見渡しながら、リスクを抑えた進行を支援できるのが強みです。
また、必要に応じて、実装支援や技術的な検証も行い、構想だけで終わらない実効性のある支援を行います。単なる理想論に終わらず、実装と運用の両面を理解した実務的なコンサルティングで、貴社のシステム刷新を支えます。